notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

ファジアーノ岡山シーズン終幕にあたり2

年末に書いていた記事をアップするのをすっかり忘れていました。

1月13日現在、岩政、矢島、中林が抜け、そこに湘南から大竹、松本から喜山、清水から石毛、城南FCからチャン・ソグォンが来ることが報じられ、ストーブリーグもほぼ終わった状況です。

ファジを「中に入って」追いかける理由は、ひとえに岡山の人や地域を身をもって感じたいというのがあるからです。外から観察するだけでは難しい。得点・失点の際に、隣に座る見ず知らずの方と間髪入れずハイタッチをしたり、「あーあ・・・」と目を合わせる。そしてその時の感情とともにスタジアムの向かいにある成田屋で、鳥酢を食べながら知らない人と分かち合う。翌朝の山陽新聞に目を通す。やや誇張した表現になりますし、思い込みかもしれませんが、そこには等身大の岡山がある気がしています。

ファジアーノ岡山は、岡山を象徴しています。岡山に来てもうすぐ4年になりますが、この土地には目に見えないポテンシャルがしっかり眠っています。が、なかなか目に見えない。爆発しない。ファジの成長の仕方がまさにそれで、J2で7年かけてゆっくり順位を上げ、今回プレーオフに初めて出ることができましたが、それも終盤あわや叶わずというところまで順位を下げての6位通過。松本のようにいきなり自動昇格することもなく、プレーオフの2戦も、挑戦させてもらっています、というスタンスを崩しませんでした。案の定、J1の風格を残すC大阪に完敗して来年もJ2で再チャレンジです。

興味深いのは、爆発的に上昇していこうというのではなく、着実に力をつけ、選手を育て、愛していこうという姿勢がフロント、チーム、サポーターに共通して見られるところです。この3者が揃っているところがとても大切だと思っていて、その一方で、時間の流れ方は正直なところ僕自身の方がかなり速い。気が短くせっかち、ということ。しかし、時として自分の速さにうんざりすることがあります。スタジアムは、行き過ぎた自分を省みる絶好の場だと感じています。