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岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

ファジアーノ岡山岩政大樹加入に関連して

 昨日ファジアーノ岡山岩政大樹が加入するというニュースが界隈を駆け巡りました。


岩政大樹選手 新加入のお知らせ : ファジアーノ岡山

夏過ぎにスポニチが流していていたのですが、ちょうどチームが明らかにメンタル面で苦境に陥っていた頃で「また今年もか」と思っていて、今のチームに必要なピースはこれだなと感じておりました(なので信憑性を疑う声もありましたが、自分としてはアリだと信じ続けました)。それがこの度正式に発表されたので、やはりという思いとともに「祭り」を楽しませてもらいました。

この点は重要だと思っているのですが、ファジアーノ岡山の選手は高学歴の人が多いです。予算の問題もあるでしょうし、東大サッカー部出身の木村正明社長の影響もあるのかもしれません。


ファジアーノ岡山、高学歴選手が多いと話題に…東大、学芸大、慶応、早稲田 : J2まとめブログ

僕は当初から久木田には親近感を抱いていました。というのも、彼が東大在学中(2007-2010)僕は博士課程に在籍しており、留学していたもののその姿をおそらく御殿下グラウンドで見ていたはずだからです。2013年に縁もゆかりもない岡山に来て、以前どこかですれ違っていたかもしれない人が頑張っているのかと思うのはなかなか励みになりました。それはともかく、一般入試で早稲田に入った片山しかり、インテリジェンスが高い人が多いです。そこに加えて岩政。彼のことが報じられてから、彼のブログや言動、動画を一通り見てみたのですが、そこから感じられるインテリジェンスに僕は惚れ込んでしまいました。インテリジェンスとはまたよく分からない言葉ですが、僕が以前からJリーグ界隈に感じていた野蛮さをいい意味で裏切ってくれる知性のことで、自分の人生を単線的に捉えたりせず、サッカーうまければあとはなんでも許されるみたいなマッチョな姿勢とは対照的な姿勢と言えばいいのでしょうか。その辺りのことは、昨日更新されたブログ記事にも感じられますね。


ファジアーノ岡山 加入決定|岩政大樹オフィシャルブログ「No Pain No Gain」Powered by Ameba

「私は一貫して、鹿島を離れるなら、鹿島で得られた経験とは全く違う経験を得たいと言ってきました。それが私のサッカー選手としての新たな引き出しにつながるだけでなく、鹿島での経験を客観視することができ、鹿島での自分も違う側面から見られると考えているからです。そして、引退した後に見る景色をより幅を持って捉えられる人間になりたいと思っています。」というところは、自分の人生を豊かにする術を心得ている気がして、僕も勉強になります。

僕はまだサポ歴2年目の若輩ですが、今年の展開を見てファジアーノ岡山が一つの区切り(=ブレイクスルーしないと越えられない限界)を迎えていることは分かりました。今まで泥臭く禁欲的に選手人事をやってきて、制限のある中で力をつけてきたチーム。そこに岩政を迎えることの難しさもあるでしょうが、是非ともオフシーズン中に選手同士のコミュニケーションを深めていってもらえればと思います。