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notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

2014年度前期授業評価アンケート

昨日2014年度前期授業評価アンケートの集計結果がまとまったとのメールが来たので、どれどれと見てみました。他教員からは悪評高く、「まったく気にしなくていい」と言われているこの授業評価アンケートですが、今回からかなり質問内容が変わり、ブラッシュアップされたものになったのではと個人的にとても評価しています。以下、西洋史概説(講義)と2つの西洋史演習について気になったことを書いていきます。

Q1は「シラバス記載の学習目標の達成」「授業の内容」など18項目について、学生は優れている〜どちらとも言えない〜改善必要の3択から選ぶ形式。

基本的に満足していただけているようですが、「授業のスピード」「授業内容の分量」が学部平均より下回っていました。要は、学生のキャパシティより速く/多く授業を展開しているということでしょうか。これは自覚があって、過半数の学生が消化不良感を感じるくらいには詰め込んだ授業を展開していると思います。来年度は少し気をつけてみますが、授業のレヴェルを受講者平均より結構上目に設定していますので、結果としてこれらの数値は変わらないかもしれません。

あと、西洋史概説の「受講生同士のコミュニケーション」「教員とのコミュニケーション」「学生参加の度合い」が学部平均を下回っています。学部平均は演習形式の授業も含んだ数値なので、下回るのは当然。当然なのですが、本当にこれらの項目をないがしろにしていいのだろうかという疑問を抱きました。これは再来年からの120分(60分×2)授業への移行とも関連していますが、講義形式でも学生参加型が十分可能なのは分かっています。学問分野として「伝統と格式がある」歴史学であっても、100人未満であれば学生間、教員・学生間のコミュニケーションはもっととれるのではないでしょうか。そのための工夫として、先日小テストの前に少しグループディスカッションをしてもらったわけです(アンケートを見ると好評でした)。

一方、講義に関して「自習方法の指示」「私語対策」が平均以下なのは難しいところです。そもそも自習を前提にしていないのですが、毎回授業の終わりに「指定文献のxxx-xxx頁を読んで復習して下さい」とアナウンスすればいいのでしょうか。これは余裕があればできそうです。私語については、岡大文学部ではあまり気にならないので対策もへったくれもないというのが僕の認識。しかし、この西洋史概説の受講者数は150人を超え、他学部の方も相当来ていたので、最初の1〜2回は講義室後方の私語がものすごく気になりました。カルチャー・ショック。幸いそのうち気にならなくなったのですが、受講生次第では初回に「目に余る私語→退室」を提示した方がいいのかもしれませんね(やりたくない)。

とりあえず以上です。文学部の授業は基本的に教科書もなく、教員の裁量次第でどうにでもなります。僕の試行錯誤は続きます。