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notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

大学院ゼミの前期カリキュラム

ゴールデンウィークも終わり、約2ヶ月息継ぎ無しで授業が進行しますね。それでも適宜息を抜きつつ、良質な授業を展開したいと思います。

4月に大学院ゼミのスケジュールが確定しましたので、その内容を書き出しておきます。基本的に参加者の研究発表を主軸にしたいのですが、人数があまり多くないので文献の輪読が回数の多くを占めます。今学期はヒロ・ヒライ/小澤実編『知のミクロコスモス』中央公論新社、2014年を取り上げ、僕が自分の研究でなかなか立ち入らないインテレクチュアルな世界に触れていこうというのがその主旨です。今学期読むのは、

  1. 赤江雄一「語的一致と葛藤する説教理論家」
  2. 桑木野幸司「記憶術と叡知の家」
  3. 水野千依「キリストのプロフィール肖像」
  4. 菊地原洋平「ルネサンスにおける架空種族と怪物」
  5. 平野隆文「キリストの血と肉をめぐる表象の位相」
  6. ヒロ・ヒライ「霊魂はどこからくるのか?」
  7. 柴田和宏「フランシス・ベイコンの初期手稿にみる生と死の概念」
  8. 平岡隆二「イエズス会とキリシタンにおける天国(パライソ)の場所」

の8本です(すべて参加者に選んでもらった)。水野論文を除き1回につき1本読んできてもらって、担当者に概要を説明してもらい、残りの時間で議論。ゴールデンウィーク前に早速赤江さんの論文を読みましたが、議論が尽きずとてもいい時間を過ごせました。

残り4本は来学期となります。大学院では方法論上重要でアクチュアルと認められた文献を取り上げることにしているので、今年はとりあえずインテレクチュアル・ヒストリーをお腹一杯になるまで堪能しようかと思っています。

 

知のミクロコスモス: 中世・ルネサンスのインテレクチュアル・ヒストリー