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notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

2013年前期「西洋史演習」について

ドイツ語文献の講読を行ってきた西洋史演習も、昨日無事レポートの採点が終わりました。今回の課題は、まず(A) 岩波書店「ヨーロッパの中世」シリーズ全8巻から1冊選択して内容を5000字程度で要約する、というものでした。

  1. 佐藤彰一『中世世界とは何か』岩波書店、2008年
  2. 河原温『都市の創造力』 岩波書店、2009年
  3. 小澤実・薩摩秀登・林邦夫『辺境のダイナミズム』 岩波書店、2009年
  4. 関哲行『旅する人びと』 岩波書店、2009年
  5. 堀越宏一『ものと技術の弁証法』 岩波書店、2009年
  6. 大黒俊二『声と文字』 岩波書店、20010年
  7. 原野昇・木俣元一『芸術のトポス』 岩波書店、2009年
  8. 池上俊一『儀礼と象徴の中世』岩波書店、2008年

そして(B)それにコメントを付し、さらに(C)著者の主要邦語文献を10件リストアップし、(D)授業の感想等を書いてもらうという4部構成。ちなみに選ばれた文献は上から順に1、1、3、1、3、2、1、3件。見事にばらけており、採点する側も飽きずに読むことができました。

どなたのも多少の優劣はあれど上手に要約されており、僕は少し手直しするくらいで済みました。ただ全体的な印象として読点が少ない文が目立ちます。つまり、1文が途切れないのですね。携帯メールやツイッターではそれでも良いかもしれませんが、まとまった文章の場合、それだと読み手に過重な負担をかけます。後期以降改善されることを願います。

そういう問題点を学生一人一人に還元するのは容易ではないので、僕の書き込みの入ったレポートは返却します。できたら早いうちに取りにきていただければと思います。

後期はドイツ語文献の講読に加え、ディスカッションの回をおそらく3回設ける予定です。充実した授業になるよう夏休みに準備しておきます。