notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

新年度スタート

今日から新年度がスタートしました。ドイツは明日から月曜日まで復活祭休暇なので、空気感としては日本とは対照的で、完全にリラックスモードです。今週は同僚も次々とUrlaubを取り、実家に帰って家族で旅行したりしているようです。とはいえ自分はそれとは関係なく静かな大学で黙々と研究を進めています。

さてこの4月1日は、自分にとって大きな区切りとなります。2006年の夏からドイツ学術交流会DAADの奨学金で留学をしているのですが、その給付がこの3月で終わりました。2月末に最後の振り込みがあった時はなかなか感慨深いものがありましたが、3年半の長きに渡って満足のいく勉強を続けれこられたのもDAADがあってのことです。他のヨーロッパ諸国には、これに匹敵するものはないはずです。ドイツに留学を希望する方々には、是非とも積極的に申請してほしいと心から思います。

そしてそれに代わり、4月からは日本学術振興会の特別研究員として、引き続き研究をさせてもらえることになりました。自分のHPを更新したので、詳細はそちらをご覧になって下さい。規定では採用期間の半分にあたる1年半を海外で研究していいことになっているので、これをフル活用して、できる限りドイツのトリーアで研究する予定です。改めて思ったのですが、自分が利用する文書館を考えるとやはりトリーアの地理的条件は最高なのですね。ドイツのライン川沿い(コブレンツ、シュパイヤー)に始まり、モーゼルを上ってトリーアとルクセンブルク、さらにモーゼルを上るとメスがあって、そこにはロレーヌ地方が広がっています。低地地方に向かうとルクセンブルクからブリュッセルへ鉄道が延びており、トリーアはちょうどこれらの中心に位置するわけです。ちょっとGoogleマップを貼り付けてみました。


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ただ、裏返せば1年半は日本にいることになります。また正確に予定が決まったらお知らせしますが、日本にいる時は皆様どうぞよろしくお願いします。できる限り日本では学会・研究会発表をして、専門の遠近に関わらず色々な方と交流ができたらと思っています。

キリスト教の暦では、今日が最後の晩餐、明日がキリストの受難です。明日は大学が閉まっているので、家でバッハの受難曲でも聴きながら勉強することにします。