notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

ドイツ語の日本語表記の問題

前の記事でEberbachを「エーバーバッハ」と書いたが、「エーベルバッハ」と書きたい方もおられるかもしれない。むしろ「エーベルバッハ」の方が一般的で、グーグルで検索すると前者が約7500ヒットに対し、後者は約25000ヒット。ただ、現代ドイツ語ではこのrが母音化するのは周知の通りで、現地で「エーベルバッハ」に忠実に発音したら多分聞き返される。したがって、この件についてはもう悩む必要はなく素直に「エーバーバッハ」とすればいいと思う(学術論文はさることながら『地球の歩き方』等ガイドブックも)。

今個人的に悩んでいるのは、自分が研究しているHimmerodである。指摘されるまで僕は自分の感覚で「ヒンメロート」と表記していたのだが、「ヒメロート」だという。えっと思う。辞書でHimmelの発音表記を見ると確かにmは一つ分。「ヒメル」である。とりあえず自分のホームページの表記は「ヒメロート」に修正してみたものの、それ以来気にしながら生活していたところ、やっぱりネイティヴの発音は「ヒメロート」より「ヒンメロート」に近い。確かにm2個分とはいかないが、それでも1.5個分くらい発音に表れているように思える。

教えて!goo」に同様の質問が掲載されているが、ここで話題になっているのは発音そのものであって、日本語表記の問題でないので少しずれる。

ドイツ語に普段接している方は、この問題についてどう思うだろうか?意見求む!