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notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

第21期竜王戦第4局

将棋の記事を書くのは初めてだが、これは知る人ぞ知る大切な趣味。
いちいち棋戦のたびにここに書くことはないが、本局の結果を見て一瞬目を疑ったので一応書き記しておく。

そもそも本局に至るまでに、竜王渡辺は背水の陣を余儀なくされていた。勝った方が初代竜王となる、まあ分かりやすいといえば分かりやすい5番勝負。それを挑戦者羽生名人がここまで3連勝してきて、しかも本局では先手番とくる。正直、渡辺の防衛は難しいだろうなと思っていた。

実際、相掛かりから始まって棒銀、その銀を大転換して銀矢倉を完成させた羽生に対し、初日封じ手の段階で渡辺の玉の弱さといったら・・・。しかしそれにもかかわらず、2日目の終局後どれどれと思い棋譜を見てみたら、渡辺が勝っていた。色々な変化の可能性がありそうだったが、結局羽生は渡辺玉をうまくとらえることができず、投了。公式ブログからは、検討しているプロ棋士達の「あれ、なんで寄らないの?」という声が聞こえてきそうです。確かに、相手玉頭に歩を打てば詰み。しかしそれは打ち歩詰めの反則である。

渡辺の執念で一矢報いた。こういう類の執念は大切だなと思う。

詳しくは竜王戦公式ページでどうぞ。