notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

ヒンメロート修道院訪問(2008年6月2日)

こんにちは。研究に関わることには情報を共有した方がいいこともあろうと思うので、思いついたときにこちらで書いてゆきます。それ以外にはひょっとすると音楽の話題にも触れるかもしれませんが、よろしくお付き合いください。

さて、2ヶ月前の話になりますが、アイフェル高地にひっそりとたたずんでいるシトー会のヒンメロート修道院(Zisterzienserkloster Himmerod)に行ってきました。トリーアから車で40分くらい。ただし、アウトバーンを170キロオーバーでかっ飛ばした結果ですが。

ヒンメロート修道院HP:http://www.kloster-himmerod.de/

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修道院長のご招待で、何らかの形でこの修道院の歴史に従事している10人+修道士3人くらいの会合に参加しました。同僚の配慮で、幸運にも僕にも声が。

午前中は参加者の自己紹介と会合の趣旨説明があり、食堂で食事を頂いた後、午後一番に指名されて自分の研究についてしゃべらされました。どこまで細かく話すべきか悩みつつ、とにかくしゃべった、という感じ。この修道院は僕のメインテーマのうちの一つですが、まだ取りかかって間もないという事情が・・・というのは言い訳ですが、現在進行形で取り組んでいることを話すのは難しいものです。1年もすればもう少しまともにお話しできると思います。

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会合の趣旨はといいますと、いかに修道院の歴史を大衆にアピールするか、その具体策を出し合ってほしい、というもの。したがって何か話が進んでいるというわけではありません。とりあえず今回出た提案から、2009年に連続講演会(Ringvortrag)を開催することは半決まりのようです。いくらキリスト教が根付いている土地柄とはいえ、こういう取り組みをしないことには、お家事情がかんばしくないようです。

修道院長が食事の時を除いてずっと我々に付き添い、修道院の案内もして下さいました。彼は、何か特別な雰囲気を醸し出すでもないし、大柄ですがドイツではいたって普通のご老人。修道院のレストラン兼喫茶店でリンゴケーキを黙々と食べていた姿は微笑ましかったです。

終始人の話を集中して聞いていたので、今回は写真を撮る余裕がありませんでした。成果は約10枚。また夏にでも行ってこようと思います。何度かオルガンコンサートがあるので、それを聞き、修道院内に一泊して帰ってくる、というのもいいかもしれませんね。