notatione digna?

岡山大学でドイツ地域を中心に西洋史(中世史)を研究している大貫俊夫のブログ。

Lotharingia

ヒメロート再訪(8月9日)

今回の滞在では、なるべく多くのシトー会修道院を見てくるというのが目的の一つです。とはいえ週末くらいしか自由に動けないのが実情なわけで、この週末は念願のヒメロート(Himmerod)再訪を果たしました(初めて訪れたときの記事はこちら http://ohnuki.ha…

Ingrid Voss, Herrschertreffen im frühen und hohen Mittelalter

授業の準備も兼ねてIngrid Voss, Herrschertreffen im frühen und hohen Mittelalter, Köln/Wien 1987の第2章、特にそのうち盛期中世に関わる第3節を読みました。

論文刊行

2日に渡る京都の日本西洋史学会から帰って来た(学会についてはまたコメントします)。少々疲れを残したまま大学に来てメールボックスを見ると『法制史研究』62号が届いていた。これの抜き刷りを学会でお配りしたかったのだが、それは叶わず。結果として切手…

メットラハ修道院

木曜日から事実上4連休となっているトリーア。しかし雨が降り止まず,連休最終日の今日はさすがにうんざりしてきた。そのため少し雨が弱まったときに電車に飛び乗り,RB(鈍行)で35分くらいの所にあるメットラハ(Mettlach)に行ってきた。 メットラハは,7…

中世におけるメスのベネディクト会修道女

先日sehepunkteの最新号で書評が掲載されていたので早速購入したのがゴルドン・ブレンネマンの『中世におけるメスのベネディクト会修道女』。Gordon Blennemann, Die Metzer Benediktinerinnen im Mittelalter. Studien zu den Handlungsspielräumen geistli…

プファルツェル

先週末はトリーアから一駅のところにあるプファルツェル(Pfalzel)というところに行ってきました。実は当初はプリュム(Prüm)に行くつもりだったのですが,乗らなければならない電車に目の前で発車されてしまいました。脱力感に襲われ,DBに悪態をついた後…

シトー会女子修道院ザンクト・トーマス

5月末,Juni TestTicketというものが販売され,6月の1ヶ月間,トリーア市内・近郊のバスと電車が50ユーロで乗り放題になります。500枚余しか販売されなかったので買えて大変幸運でした。これを機に6月の週末は近郊の教会・修道院を見にいこうと考えていて,…

『法の流通』

2009年、鈴木秀光・高谷知佳・林真貴子・屋敷二郎編『法の流通』(慈学社)に「ドイツ王権による修道院保護とシトー会総会」というタイトルの論文を寄稿させていただきました。博士論文で取り組んでいる内容からこぼれ落ちてしまった題材で、興味深いものは…

修道院と気候

今教授が僕の博士論文についてもっぱら関心があるのは,修道院の経済危機と周辺農民の動向,そして両者に影響を与えたであろう悪天候による飢饉の関係です。このテーマに関してちゃんとした研究がないため,古い研究を参考に新しい見地を見出そうとしていま…

Heilig Rock Wallfahrt Trier

本日4月13日から5月13日まで,トリーア大聖堂では「キリストの聖衣(Heiliger Rock)」の一般公開を行っています。これでトリーア市は多数の巡礼者を見込んでおり,おそらく経済をぐいっと後押ししてくれるのでしょう。公式HPはこちら(http://www.heilig-ro…

ドイツ滞在の成果

12月5日から19日まで,ちょうど2週間ドイツのトリーアに滞在して史料収集と研究を進めて参りました。子どもも産まれてあまり家を長く空けるのが難しい中,妻には感謝してもし切れません。 今回達成したことは非常に多岐にわたるのですが,ざっと以下のことを…

Rheinische Transitzölle im Mittelalter

文学部図書館で別の文献を探しているとき,ふと目にとまった文献がFriedrich Pfeiffer, Rheinische Transitzölle im Mittelalter, Berlin 1997.A. Das Zollwesen in den Rheinlanden in fränkischer Zeit B. Die Zolltarifierung in den Rheinlanden vom 10.…

若手セミナー追記

先日お知らせした西洋中世学会の若手セミナーは、遠方にお住まいで参加できない方のためUstreamの中継があります。詳しくは以下のページをご覧下さい。このページに中継画面が埋め込まれています。 http://bit.ly/fmAtHYあるいはUstreamで直接という方はこち…

西洋中世学会2010年度若手セミナーのお知らせ

久し振りの更新になります。来る3月4日、東大駒場キャンパスで西洋中世学会の若手セミナーが開催されます。九州大学の岡崎敦先生基調講演を行い、それに続いて4人の若手が自分のフィールドから文書館と西洋中世研究について報告します。私も末席に加えてもら…

史料調査@パリ、メス

8月2日から5日まで、3泊でフランスまで史料調査に行ってきました。目的地はパリのフランス国立図書館とメスのモゼル県立文書館で、主にロレーヌ地方の修道院に関連した手稿史料を写真に収めてきました。フランス国立図書館(BN)は現在その中心的な機能を新…

アルロン国立文書館再訪へ

今年の冬は今までで一番寒く、かなりうんざりしました。氷点下+雪の毎日で、外に出るのがこれほど億劫になるとは想像もつきませんでした。今日はいよいよ気温も10度を超え、季節の変化をようやく感じることができました。しかし、気圧の関係かどうにも調子…

アルロン国立文書館訪問

この日雪降りしきる中、ベルギーのアルロン(Arlon)にある文書館でマニュスクリプトを写真に収めてきた。アルロンは電車の乗り換えのため降りたことがあったが、改めて歩いてみると、人口27000人という数字に相応しい規模の小さな小さな田舎都市であること…